
あなたの膝は大丈夫ですか?3
この段階の症状が進むと、変形性膝関節症の患者の多くは屈んだ時に座れなくなります。90度以上膝を曲げるとひどい膝の痛みが生じます。特に田舎に住んでいる人は地面に座って食事することが多く、正座や胡坐など座り方に関わらず、以前のように長時間座っていることができなくなります。

海外における人口膝関節置換手術の様子
第3段階 この段階では、膝を曲げきれなくなります。伸ばしきることも難しくなります。
この段階の症状が進むと、変形性膝関節症の患者の多くは屈んだ時に座れなくなります。90度以上膝を曲げるとひどい膝の痛みが生じます。特に田舎に住んでいる人は地面に座って食事することが多く大変です。正座や胡坐など座り方に関わらず、以前のように長時間座っていることができなくなります。場合によっては食事を終えていないにもかかわらず、膝の痛みを緩和するために屈伸しなければいけなくなります。お寺に功徳を積みに出かけ、正座で長時間座っていることもできません。膝が痛むために、「お経が長いなぁ」と心の中で文句を言ってしまう人もいます。
一方、都会の高齢者は、田舎に住む人たちに比べると自分の変化に気づくのが遅いです。田舎の人たちと違った日常生活の仕方を長く続けているためです。都会の患者が膝の症状に気づいた時点で、すでに第4、第5段階まで進行していることも少なくありません。

高齢者が長時間移動するとき、洋式のトイレを探しておかなければなりません。タイ式の長時間屈むタイプのトイレは、膝を曲げた姿勢が辛いので使えません。トイレの問題は、子供や孫に田舎への旅行を誘われても一緒に行けない原因になることもあります。子供や孫世代の人々はこのことを知っておいてください。しつこく誘わないようにしましょう。お年寄りは本当のことを言うのが恥ずかしいものです。この問題は容易に解決できます。折り畳み式の三脚便座を探して購入しましょう。医療関連の機器を販売しているお店で売っています。このタイプの三脚便座は公衆トイレにかぶせて使う事ができ、快適に用を足すことができます。しかし床が濡れているトイレでは滑る可能性があり、ぶつけてあざができることもあります。注意して使いましょう。

高齢者と一緒に住んでいる家庭では、トイレのリフォームをしなければいけません。屈んで使うタイプのトイレから、快適に座ることのできる洋式タイプにしましょう。そして洋式タイプにしたら、さらに使いやすくしましょう。便座の横に手すりを設け、体を支えやすくします。高齢者は長時間座った後、足が麻痺しやすいからです。これは、血流が悪くなり足に十分な酸素が届かず、立ち上がるとき足に力が入りにくいために起こります。場合によってはよろついて転んでしまいます。転倒により、腰の骨の骨折、背骨の圧迫骨折など、さらに大きな問題を引き起こし得ます。立ち上がるときに掴まる手すりがあるだけで、骨折などの危険性を大幅に減らすことができます。
手すりを設置する位置も重要です。自宅の高齢者にとってどの高さが使いやすいか、腕を伸ばしてつかみやすいかどうかを確認しましょう。それほど難しくないので自分でできます。病院に立ち寄れば、正しい見本を確認できます。
高齢者でも、絶対に変形性膝関節症になっていない方が一人います。多くの方が目にしたことのある、有名な高僧ルアンポークンの写真を思い出してみてください。屈んでたばこを吸っている写真です。かの高僧は高齢ですが、膝はまだまだ丈夫で良い状態にあります。膝を完全に曲げることができ、膝の痛みもなく症状も出ていないです。
したがって、高齢になっても長時間屈んで座っていられるようになりたければ、今日から膝の関節をケアし始めましょう。
膝の痛みから解放されましょう
ソムサック ラオワッタナー医師
整形外科専門医
